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「鍵盤ハーモニカ3重奏のために」 終演レポ
2013年3月3日
遅くなりましたが、2月3日に芦屋で行われた
「現代の音楽展:“鍵盤ハーモニカ3重奏のために”」のレポです。
(演奏会の詳細は こちら )
朝、新幹線に乗り神戸へ。
芦屋・駅前ビル内の素敵な洋館(山村サロン)の扉を開けると…
なんとそこには能舞台。
しかも能舞台の上で“鍵盤ハーモニカ”…。
何とも言えない趣ある異空間に。
夏に書き下ろした鍵盤ハーモニカ 三重奏曲「BLUE DANCE」を
鍵盤ハーモニカ奏者であり、作曲家でもある
野村誠氏のトリオ(片岡祐介氏・鈴木潤氏)に初演をしていただきました。
鍵盤ハーモニカでしかできないこと、トリオならではの曲…ということで、
3声のカノンや、波のように連なる cresc. dim.、
弾くよりも速い連打(Tonguing)、
そしてJAZZの要素を盛り込んで、
今回は鍵ハモの“カッコよさ”を伝えたいと思い作曲しました。
(4月のレクチャーで学んだ特殊奏法はさほど入れられず…)
実際の曲の出来はさておき(?)、
演奏はとてもカッコよく仕上げていただき感謝です。
そして、今回は15人の作曲家が鍵ハモトリオのための曲を書き、
どの曲もとても個性的・刺激的で、
内容の濃い素晴らしい演奏会でした。
(ほとんどが初演となる小品を15曲演奏するのは、
聴く方は楽しいけれど、演奏する側はかなり大変であったかと…涙)
そして、さらにうれしかったのは、
私にとって初めての関西圏での演奏会だったのですが、
いつもお会いできない方々との初対面が実現し、
その素敵な出会いも、今回の演奏会の思い出となりました。
現地でお世話になりました演奏者、作曲者、スタッフの皆さま、
遠方より聴きにしらしてくださった皆さまに心より感謝申し上げます。
ますます鍵ハモの魅力にとりつかれそうです♪
(今回、photographer として記録も兼ねたのですが、
撮るのが楽しくなるほど、面白い空間でした。
本番中は、シャッター音の関係で曲間しか撮れないため
演奏写真はリハーサルで撮影したのですが、
数々の難曲の初演ということで、演奏者のまなざしは真剣そのもの。
この写真からにじみでるままに、熱く真剣な演奏でした。)
能舞台の上で鍵盤ハーモニカ、という異色の演奏会に。
外観は素敵な洋風サロン。
リハーサル中。数々の何曲の初演となり、この真剣なまなざしそのままの熱い演奏でした。